
ダークウェブって興味あるけど、どうやってアクセスすれば安全なの?



BraveのTorモードって本当に匿名になるのかな…?
BraveブラウザのTorモードを使って、普段は見ることのできないダークウェブの世界を覗いてみたい。でも、危険は避けたい…
そんな風に考えていませんか?
プライバシー保護に特化したBraveブラウザのTorモードを使えば、匿名性の高いブラウジングを実現し、ダークウェブへのアクセス出来ます。
しかし、ダークウェブは違法なコンテンツや詐欺サイトが潜む危険な場所でもあります。
この記事では、BraveのTorモードを安全に使いこなし、リスクを最小限に抑えながらダークウェブにアクセスする方法を徹底解説します。
BraveのTorモードとは?初心者向けに仕組みをやさしく解説


BraveブラウザのTorモードは、インターネット上で自分の身元や場所を隠して安全にウェブを利用するための便利な機能です。
このモードを使えば通信が複数のサーバーを通って暗号化されるため、自分がどこからアクセスしているのかを他人に知られにくくなります。
Torの仕組み


Tor(トーア)は「The Onion Router」の略で、データを何層にも暗号化して、いくつもの中継サーバーを通って通信を行う仕組みです。
Torモードでは、データは送信者の端末で多層に暗号化された後、複数の中継サーバー(ノード)を転々とします。
各ノードではデータの暗号が一段ずつ解除され、最終的に出口ノードで完全に復号化されます。
これにより、通信の追跡が非常に困難になります。
ただし、完全な匿名性を保証するものではなく、出口ノードでの監視やブラウザの設定によっては情報漏洩のリスクも存在します。
ダークウェブって何?表のWebとどう違う?


ダークウェブは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでは見つけられない、インターネットの奥深くにある領域です。
私たちが普段使っているGoogleやYahoo!などで検索できるウェブサイトを「表のWeb」とするなら、ダークウェブは、特定のツールを使わないとアクセスできない「隠されたWeb」です。
似た言葉で「ディープウェブ」がありますが、こちらはログインしないと見られない会員ページなど、検索エンジンに登録されていないものの、通常のブラウザでアクセスできる領域を指します。
ダークウェブには、違法なものもありますが、表現の自由を守るための情報交換の場として使われることもあります。
Torモードはダークウェブに必要?
ダークウェブにアクセスするには通常のブラウザでは不可能で、Torのような特別な仕組みが必要です。
BraveブラウザのTorモードを使えば、別のソフトを導入しなくても、手軽にTorネットワークを使ってダークウェブにアクセスできます。
ウイルスや詐欺サイトなども存在するため、アクセスには十分な注意が必要です。
Torだけでは匿名性が不十分?真の匿名性を追求するならVPNが不可欠


Torモードを使えば匿名性が高まりますが、それでも完全に身元が特定されないわけではありません。
より高い匿名性を確保するためには、VPNとの併用が必要になります。
- Torの匿名性には限界がある
- VPNを併用すれば“ほぼ完全匿名”にできる
- BraveのTorモードと相性の良いVPNとは
Torの匿名性には限界がある
Torブラウザは複数のサーバーを経由するため匿名性が高まるものの、以下のような弱点があります。
プロバイダはTorの利用を検知できる
Torネットワークへの接続は、通常のインターネット接続とは異なる特定の入口ノードへの通信になるため、インターネットサービスプロバイダ(ISP)は通信がTorネットワークに向けられていることを検知できます。
出口ノードでの傍受リスク
Torネットワークの最後の出口となるノードでは、通信が暗号化されていない状態で流れるため、悪意のある運営者がいれば、通信内容を傍受されるリスクがあります。



Torだけでは不完全。通信経路の一部で情報が漏れるリスクがあるんです。
VPNを併用すれば“ほぼ匿名”にできる
Torの匿名性の限界を補うには、VPNも同時に使用するのが有効です。
VPNは、インターネット接続を暗号化し、ユーザーのIPアドレスを隠す技術です。
TorとVPNを組み合わせることで、セキュリティの穴を埋められます。
二重の暗号化
VPNを使用するとOSレベルで通信が暗号化されるため、プロパイダやTorの入口ノードにアクセスする前から暗号化できます。
VPNサーバーに接続し、その後にTorネットワークへ接続することで、ISPからTorの利用を隠蔽できます。
ISPにはVPNサーバーへの接続しか見えないため、Torを使っていることを知られる心配がありません。
出口ノードでの情報傍受リスクを軽減
VPNによって通信が暗号化されるため、Torの出口ノードで通信内容が傍受されるリスクを低減できます。
VPNとTorを併用すれば、IPアドレスの隠蔽と通信内容の暗号化が二重で行われ、より強固な匿名性を確保できます。
BraveのTorモードと相性の良いVPNとは
BraveブラウザのTorモードを使う場合、VPNの選び方が重要です。
- ノーログポリシー
- セキュリティが高い
- 本拠地にデータ保持法がない
ノーログポリシーを掲げているVPNを選びましょう。
ノーログポリシーはユーザーの接続ログやアクティビティログを一切記録しないという方針で、プライバシー保護の観点から非常に重要です。
いくらノーログと公表していても、データ保持義務がある場合は完全なノーログではない可能性もあります。
本拠地がパナマなどのデータ保持を義務付けられていない国を選びましょう。
全ての条件が完全に揃っているのはNordVPNくらい。
しかも価格も品質の割に安いので、ダークウェブ初心者であればNordVPNにしておいたほうが良いでしょう。



有名なVPNはどこも通信速度に関しては十分です。ダークウェブを使うならノーログとセキュリティの高さが重要。
超簡単!BraveのTorモードの使い方


BraveのTorモードを使うのは非常に簡単です。
Braveブラウザの右上にあるメニューアイコン(3本線)をクリックし、「Torで新しいプライベートウィンドウを開く」を選択するだけです。
新しいウィンドウが起動し、自動でTorネットワークに接続されます。
接続が完了すると、「Torの接続が完了しました」というメッセージが表示され、匿名ブラウジングを開始できます。
本当に匿名になっているか確認する方法
Torモードで実際に匿名になっているか確認したい場合は、IPアドレスを確認できるサイトを利用しましょう。
Torモードで新しいプライベートウィンドウを開いた状態で、「IPアドレス 確認」などのキーワードで検索し、IPアドレスチェッカーのサイトにアクセスしてみましょう。
普段使っているブラウザで表示されるIPアドレスと違うアドレスが表示されれば、Torネットワークを経由して匿名性が保たれていることがわかります。
ダークウェブへの安全な入り方と検索エンジンの使い方


ダークウェブにアクセスする手順は次の通りです。
- Braveを起動しTor接続をする
- ダークウェブ用の検索エンジンで検索
Braveを起動しTor接続する
まずはBraveを起動し、Tor接続を行います。
特別な設定は不要で、匿名性の高いTorネットワークへ接続できます。
ダークウェブ用の検索エンジンで検索
Tor接続が確立できたら、次にダークウェブ専用の検索エンジンで情報を見つけます。
通常の検索エンジンでは、ダークウェブの情報は検索できません。
ダークウェブには「.onion」という特殊なドメインを持つサイトがあり、サイトは専用の検索エンジンで探す必要があります。
主要なダークウェブ検索エンジン3選
ダークウェブには、それぞれ特徴のある検索エンジンやリンク集があります。
ここでは、代表的なものをいくつか紹介しましょう。
ダークウェブには違法なコンテンツも存在するため、アクセスする際は自己責任で、十分注意してください。
The Hidden Wiki
The Hidden Wikiは、ダークウェブにおけるWikipediaのような存在です。
Wikipediaのようにコミュニティによって編集されていて、さまざまな.onionサイトへのリンクが掲載されています。
ただし、中にはリンク切れや詐欺、違法な活動に関係するサイトも含まれるため、利用には十分な注意が必要です。
検索エンジンというよりは、カテゴリ分けされた膨大なリンク集として機能すると言えます。
Torch
Torchは、ダークウェブで古くから利用されている人気の検索エンジンです。
毎日ダークウェブ内を巡回し、多くの.onionドメインをインデックス化しています。
シンプルなインターフェースで応答速度も速いため、ストレスなく利用できるのが特徴です。
膨大な情報量と使いやすさから、ダークウェブを検索するならまず試しておきたい検索エンジンと言えるでしょう。
Ahmia
AhmiaはTorの.onionサービスを対象にした検索エンジンです。
児童ポルノや違法なコンテンツを排除する仕組みが導入されていて、比較的クリーンな検索結果が得られます。
通常のブラウザからも利用できますが、ダークウェブの検索にはTorブラウザ上でのアクセスが必要です。
透明性と安全性を重視する方におすすめです。
ダークウェブを使う前に知っておきたい注意点とリスク対策


ダークウェブを利用する前に必ず押さえておきたい具体的な注意点について解説します。
個人情報の入力は避ける
ダークウェブでは、匿名性が保たれているとはいえ、個人を特定できる情報を入力することは絶対に避けてください。
SNSアカウントやメールアドレス、普段使っているニックネームなどを不用意に紐付けると、身元が特定され、悪意のある第三者に情報が悪用される危険があります。
個人情報が漏洩すると、サイバー攻撃の標的になったり、詐欺に遭ったりする可能性が高まります。
ダークウェブでは個人情報につながる情報の一切を入力しないように徹底しましょう。
不審なリンクをクリックしない
ダークウェブには、詐欺サイトやマルウェア感染を狙った悪質なリンクが多いです。
見慣れないリンクや、不審なURLは絶対にクリックしないでください。
安易にクリックすると、PCやスマートフォンがウイルスに感染したり、個人情報が抜き取られたりする可能性があります。
もし誤ってクリックしてしまった場合は、すぐにインターネット接続を切断し、セキュリティソフトでスキャンを実行するなど、適切な対処を行いましょう。
ファイルはダウンロードしない
ダークウェブ上で入手できるファイルには、マルウェアやウイルスが仕込まれているケースが少なくありません。
興味本位で安易にファイルをダウンロードするのは非常に危険です。
ダウンロードしたファイルを開くと、PCやスマートフォンのシステムが破壊されたり、情報が盗まれたりする可能性があります。
本当に信頼できる情報源からのファイルでない限り、ダークウェブ上でのファイルのダウンロードは辞めてたほうがいいですね。
BraveのTorモードと併用におすすめのVPN


Torの弱点を補うためには、以下のポイントを満たすVPNが必要です。
- ノーログポリシー
- 高いセキュリティ性能
- データ保持義務のない国が拠点
これらの条件を満たす、Torモードと相性の良いVPNサービスを紹介します。
NordVPN


NordVPNは、世界中で高い評価を得ている信頼性の高いVPNサービスです。
特にセキュリティとプライバシー保護に優れていて、ダークウェブへのアクセスに求められる要件を多く満たしています。
拠点はパナマにあり、同国にはデータ保持義務が存在しません。
ノーログポリシーと公表しているだけでなく、第三者の独立監査機関による定期的な監査も受けており、その信頼性は継続的に検証されています。
またNordVPN自体に「Onion Over VPN」という独自のTor機能もあります。



VPNのアプリでTor接続できるのはNordVPNくらいで、業界最大手ならでは。
その他にも、VPN接続が切断された際に自動でインターネット接続を遮断する「キルスイッチ機能」や、ダークウェブ上での個人情報の不正流通を監視し、漏洩を検知すると通知してくれる「ダークウェブモニタリング機能」も搭載されています。
料金はやや高めですが、セキュリティソフトと同程度。決して高すぎるほどではありません。
運営実績も長く、個人的には最も信頼できるVPNです。ダークウェブ用途にVPNを使うなら、NordVPNが最有力候補です。
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Surfshark


Surfsharkは安くて機能もいい、コスパが魅力のVPNサービスです。
こちらも厳格なノーログポリシーを採用していて、第三者機関からの審査や監査を受けています。
Surfsharkは2つのVPNサーバーを経由する「ダブルVPN(MultiHop)」機能を備えています。



ある程度名の知れているVPNでも、ダブルVPNがないものもあります。
価格もリーズナブルでありながら、これだけの機能を備えたVPNサービスは他にあまり見られません。
スマートフォン向けアプリもAndroid・iOSの両方に対応しており、モバイル環境でも安心して利用できます。
正直ダークウェブにアクセスするならNordVPNがおすすめですが、価格をどうしても抑えたいのであればSurfsharkがいいでしょう。
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BraveのTorモードのメリット・デメリット


ここでは、BraveのTorモードのメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。
IPアドレスを隠して匿名性を強化できる
BraveのTorモードを利用する最大のメリットは、インターネット上での匿名性を大幅に高められる点です。
複数のサーバーを経由することによって、追跡が困難になります。
無料で利用可能
Torモードは追加料金なしでで利用できます。
特別な設定は必要なく、Braveをインストールするだけで使えます。
広告ブロックが搭載されている
通常のTorブラウザには、広告ブロック機能が標準で搭載されていません。
Braveは標準でどちらも備わっていて、しかも広告ブロック機能も無料の広告ブロッカーよりも強力です。
通信速度が遅い
Torネットワークは複数のサーバーを経由するため、通常のインターネット接続に比べて通信速度がかなり遅くなります。
大容量のファイルのダウンロードや動画の視聴には向きません。
一部サイトが正常に動作しない場合がある
Torモードを使用すると、一部のウェブサイトが正常に動作しない、またはアクセスが制限されることがあります。
これは、多くのウェブサイトがTorネットワークからのアクセスを疑わしいと判断し、セキュリティ上の理由からブロックしたり、CAPTCHA認証を求めたりすることがあるためです。
PCしか対応していない
現在のところ、Torモードはデスクトップ版(PC版)のみに対応しています。
スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末では、BraveアプリにTorモード機能は搭載されていません。
まとめ
Braveを使えば、誰でも手軽にTorネットワークを経由して接続し、ダークウェブ検索サイトを通じてダークウェブにアクセスできます。
ただしTorも匿名性が高いと入っても、Tor接続する入口の部分は無防備です。
そのTorの穴を塞ぐのにはVPNが有効です。
VPNを使えば完全に安心というわけではありませんが、ダークウェブへのアクセスを考えるなら、最低限導入しておくことをおすすめします
VPN名 | NordVPN | Surfshark | ExpressVPN |
---|---|---|---|
月額料金 | 430円~ | 308円~ | 720円~ |
サーバー設置国数 | 111カ国 | 100カ国 | 105 |
サーバー台数 | 7346台 | 3200台以上 | 3000台以上 |
最大同時接続 デバイス数 | 10台 | 無制限 | 8台 |
返金保証 | 30日間 | ||
ログの保存 | ノーログポリシー |